GEN-SUNのブログ

海と音楽がライフワーク

12日、「ショウガセ」 「みなべ出し」 でハンディキャップダイブ

パラリンピックバスケット選手だった倉田女史と旦那、サンマリンに就職した教え子の琴子と僕で
1本目は「ショウガセ」をトライ。

彼女はフィンの代わりにカエルグローブを装着して、魚の胸びれのごとく腕を動かしながら完璧にホバーリングする。

旦那はアンカー下に集合するも、耳の抜けが悪く浅羽で待機の後、船に上がっているという。
琴子は、女史の予備用カエルグローブを借りて彼女のバックアップを務める。

-12mの根の天場の最北部から北の根にコースを取る。

-15mを水平移動して15mほど進むと、何も見えなかった前方に離れ根がボーッと姿を現してきた。
その根でひと休み、キンギョハナダイ、ケラマハナゴイ、レンテンヤッコがたいそうなお出迎えをしてくれている。

北の根の西側は緩やかな斜面を形成しているのでゆっくり潜降を始めるには持って来いの地形だ。その斜面を南に下り、本根の側壁を西へと舐めながら-30mをキープして進んだ。

やがて、真西-40m付近がレモンイエローに輝きだし、オオカワリイソギンチャクの群生がはっきりと見え始めてきたその手前で深度を深めていく。そして、群生の真上-38mでホバーリング。

2分ほどイソギンチャクファームを見物して斜め浮上を開始する。
西側から東側を経て最北部まで、深度ごとの側壁に生息するカラマツやヤギ、ソフトコーラルの住み分けバリエーションを見物がてら周回して、僕たちのアンカーへ戻った。

倉田女史は大喜び。視界は15m、水温は28度。彼女は最大水深38mを初経験した。

彼女の体の負担を考慮し、充分な減圧停止時間をとって船に上がった。

潜水時間20分、浮上時間12分、減圧停止13分の計45分のダイビングだった。

2本目は「みなべ出し」で浅場で遊んでエキジット。セオリーに従って「初回潜水は深く、反復潜水は浅く」を実践した。

「素晴らしいガイドやった」と倉田女史に褒められながらも胸をなで下ろす僕だった。