GEN-SUNのブログ

海と音楽がライフワーク

ギタリストが相談に来た

僕が馬渕昌宏というJAZZギタリストに預けた美人ヴォーカル(美人は美人ですがボーカルはまだまだです)のことで、彼が相談にやってきた。
「ゲンさん、彼女のことは今後どうすればいいのでしょうか」と。
彼いわく「何でもかんでも相談に来て、自分が動かずに僕に動いてくれと言うんです。次のライブのセッティングぐらい自分でしろ。自分のライブだろと言ったんですけどおかしいですか」
「君がそう言うのは当然のことだ」と言ったのだけれど、何かひっかかって尋ねてしまった。
「君がセッティングして不都合なことがあるのか」と。
彼いわく、お客さんに
「君が動くということは彼女と君が特別の関係があるのかと言われちゃうんですよ」

下世話ですね。何故そんな考え方になるのでしょうか。でも、それが世間と言うものでしょね。

「そうなんですよ。彼女と僕は特別な関係なんです。だから宜しく」ぐらい言っておいても問題ないと思うと、無責任なアドバイスしておきました。

彼女はヴォーカルとしてまだまだ孵化していない半人前。でも、可能性があるので最高にうまいギタリストに預けた訳です。
彼は非常に厳しい師匠の立場で彼女を育ててくれていますが、彼女のほうもそれに答えようとしなければその相互関係はまったく成り立たないのですね。

表拍子の曲しか歌ったことのない女性が、裏拍子の得意なJAZZギタリストに身をゆだねて苦しんでいる。
でも、それを乗り越えられないとヴォーカリストとしやっていけないことは確か・・・

雲上を目指す気持ちがあるかないかの問題でしょう。

ともかく、ふたりして頑張れと言いたい。